4月6日 PCC資格取得のご報告

先日、川の土手一面に広がる黄色い絨毯を見つけました。菜の花です。冬の間じっと貯めていたエネルギーが溢れているようでした。春は草木が芽吹き人も生物もエネルギーに充ち満ちて、大好きな季節です。皆様の身近にある「春」はなんでしょうか。

さて、この度、私は2021年3月にPCC資格(国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ)を取得しました。資格取得は本質ではありませんが、この過程は、師や先輩方と学び合い、またクライアントのみなさんのご協力をいただき、コーチングを技術面・コンピテンスの両面で学習し直す貴重な時間となりました。自分自身に気づき、できるできないを明らかにしていくこと、自分がどんな視点や評価・判断の尺度を持ち、それをどのように自分や相手に向けているかを知ること、つまり自分がどんな眼差しを人に向けているかについて明らかにする機会を得、成長することができたと感じています。

コーチの皆様、クライアントの皆様に心より感謝申し上げます。PCCという資格に対する品格と責任を胸に、いっそうコーチとしての自覚を持ちコーチングの世界への探究と実践に尽力していこうと思います。

以下に、私のコーチとしての考えをまとめました。

「できない」ことが「できるようになる」。これは生きる喜びの一つだと思いますが、その過程には人の「成長」の姿があります。それを意図して起こせるようコミュニケーションを体系立てたものがコーチングです。子どもたちやクライアントの皆様とかかわる中で、人は生まれてから死ぬまで変化成長する生き物であり、その人らしい成長過程を歩めることが活力ある人生に繋がると感じてきました。コーチングのセッションは、クライアントの情熱(Vision)・才能(Sense)・探究心(Science)をコーチとクライアントが信頼関係をもとに扱う時間であり、共に一人の大切な人生と世界を探究し、新たな可能性に向けた価値変容を起こしていく場だと考えています。また、コーチングの関わり方が「人とのつながりを自ら作り、活力ある人とチームを生み出すこと(Creative pair -クリエイティブペア -)」を推し進めると信じています。

私は2019年に出産と育児のため一度仕事から離れ、また母として育児に奮闘してきました。まだまだ親が孤立しやすい社会構造を実感する中で、「一人ではたどり着けない景色に共に行く関わり」の重要性を確信すると同時に、関係性を育むコミュニケーション(コーチングもその一つ)への探究心が日増しに強まってきました。私は 「躍動する人と組織を相手と共に探究し、つくる」ことを実現したいと思います。

では、そういう私は躍動しているか?と振り返ると、人から「違う」「未熟だ」と言われた経験から、自分の考えや感じていることを文章で社会に発信することを避けてきた時期がありました。しかし、今は、正誤など白黒つけられる尺度では人は育たない、より探究的に人や場の創造性を見つけ、それにトライしていくことに価値があると思っています。それゆえ、私自身もコーチングの力を借りて「発信・表明し」「躍動する」ことに取り組んでいる昨今です。そこでは、マイコーチや同僚、家族、友人との「共に行く関わり」が私の本当にやりたい事柄を後押ししてくれており、この関わりが大切なのだと実感しています。

何かに挑戦していくとき、私たちの心はいつも「ワクワクした期待」と「ドキドキした不安」がいっぱいなはずです。そこには、自分がこれまで経験して得た方法や考え方が通用しない、つまり 自分を変えていかなければならない時もあるからです。そんな時こそ、活動していく一つ一つを自分ごとにしていく、コーチングの考え方が大事だと思っています。

これからもコーチとしての学びを探求し、人の変化成長に関わり応援していきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2021年4月6日 小畑怜美


サービスのご案内

and seedsは <1on1 Coaching Session> に一層取り組んでいきます。

体験セッションとして初回無料にて受けられるようになりました。
朝、誰とどんな話をするか、何を考えるかで1日の過ごし方は変わります。その日一日があなたらしい日になるための「会話」を暮らしに取り入れましょう。

クライアントを募集しております。PCC資格取得による料金の変更はありません。

Coaching mediaを更新しています。記事を読んだ感想をお送りください。質問への回答や、読んでやってみたことなども大歓迎です!