自分との約束を果たすのは、難しい。あらゆる仕事の中でもいちばん難しいかもしれない。後回しにしがちだし、なかったことにもできるから。
例えば、最近は、「午後5時のひとり言を書く」「(明日のために)11時には寝る」といった簡単な約束が先延ばしになっていた。依頼されたことややるべきことなど、緊急性の高い課題から手をつけ、一生懸命向き合っているとその日が終わり、気が付けば1週間が経ち、1ヶ月が経ってしまうのだ。
「自分と約束した仕事」は、自分の価値観や人生においてとても大切で、前進させたいと思っていることが多い。にも関わらず、仕事や企画書の作成などに時間がかかると、つい後回しになってしまい、その結果、「ああ、また、自分を疎かにしてしまった!」と残念な気持ちが積もってくる。
この状況を打破しようと、いくつか試したことがある。
1. 自分との約束を果たした先に、自分自身や周囲に起こることを考える
夜11時に寝たら、明日の朝の家族との時間に余裕ができて良い気持ちで一日がスタートできる。そのご機嫌な状態で仕事を始めよう。・・・よし寝よう!
2. それが「できていた時期や自分の状況」など、過去からヒントをもらう
11時に寝られたのは、10時半に歯磨きをするルールを実行していたときだ。書くためのスイッチが入ったのは、自分が好きな場所でリラックスしていたときだ。
3. あれこれ分析、計算せず、やってみてから、考える
できない、やらない理由を並べるのでなく、やる!「やってみる」ファースト。それで本当に問題が起こるのか?の検証も含めて動き出す。これが、一番時間をかけずにできたと思う。ただし、完璧主義な側面と折り合いをつけることや、不安要素を下げる別の工夫が必要。楽観的とは少し違う。
他にもここ数週間で試したことはあるが、振り返ってわたし自身に効果的だったのはこの3つだったと思う。
自分との約束を果たせた時には、誇らしさと清々しさを感じる。
これからも約束を果たしていきたい。
絵:fukanoart